社会保険とは?5つの制度について

社会保険について考える猫の家族のイラスト

社会保険は、病気やけが、老後、介護、失業、仕事中の事故など、一人では負担しきれない生活上のリスクを社会全体で支える仕組みです。

広義の社会保険を、健康保険・年金保険・介護保険・雇用保険・労災保険の5制度に分類した図

「社会保険」という言葉は、実は広い意味と狭い意味の2通りで使われています。

社会保険(広義)は、社会保険(狭義)労働保険を合わせた総称です。

狭い意味の社会保険は、病気・老後・介護に備える健康保険厚生年金保険介護保険の3制度、労働保険は、仕事に関するリスクに備える雇用保険労災保険の2制度を指します。上の図のように、この2つを合わせた5つの制度が中身です。

毎月支払われる保険料は「引かれるお金」だけでなく、困ったときに受けられる保障です。

社会保険5つの制度

広い意味での社会保険は、次の5制度に分けられます。会社の求人票にある「社会保険完備」は、一般に健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険への加入を指し、40歳以上など一定の人は介護保険にも加入します。

医療保険
医療機関の窓口負担を抑え、高額療養費などで家計への急な負担を和らげます。会社員等は健康保険、自営業者等は国民健康保険、原則75歳以上は後期高齢者医療制度が中心です。

病気・けが・出産に備える

介護保険
介護を家族だけで抱え込まず、社会全体で支える制度です。要介護・要支援認定を受けると、訪問介護、通所介護、施設サービスなどを原則1〜3割の自己負担で利用できます。

要介護・要支援に備える

年金保険
老後の所得だけでなく、一定の障害状態になったときや、生計を支える人が亡くなったときも給付を行います。国民年金を土台に、会社員・公務員等には厚生年金が上乗せされます。

老齢・障害・死亡に備える

雇用保険
離職時の基本手当だけでなく、育児・介護による休業、教育訓練、再就職などを支えます。働く意思と能力がある人の生活・雇用の安定を図る制度です。


失業・休業・学び直しに備える

労災保険
仕事中や通勤中のけが・病気・障害・死亡等に対し、治療、休業、障害、遺族への給付を行います。保険料は原則として事業主が全額を負担します。

業務・通勤による災害に備える

暮らしのポイント
加入先は働き方や年齢で変わります。退職時は健康保険と年金の切替えが自動ではないため、会社・市区町村・健康保険組合などで期限を確認しましょう。

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