子供のころから夢だったイラストレーターにりたいんだ。
ボクでもできるかなあ?
まずはイラストレーターになるにはどうしたらいいのかについて見ていこう。
今はインターネットの普及により誰でも簡単にイラストをコミュニティサイトやSNSやに投稿することができます。それは上手い人が簡単に見つかってしまう、なりたい人がたくさんいるイラストレーター戦国時代でもあります。しかし、実際にイラストレーターとして収益を得て活動できるには単純に絵が上手いだけでは務まりません。技術、相手の要望に応える姿勢、アイディアなどがすべて組み合わさることでイラストレーターとして活動できます。
競争率が高く、実際簡単ではありませんが、挑戦する気持ちと学ぶ姿勢、描き続ける気持ちがあればイラストレーターになることは決して不可能ではありません。
イラストレーターとは?
まずはイラストってどういうものを指すと思う?
ポップな絵?
正解は情報を補足する絵のことなんだ。
確かに個性的な世界観を持った絵も確かにイラストとして存在するけれども、それは小説やアニメーションの世界観を視覚的に補足するために描かれたものなんだ。
書籍の挿絵、雑誌のキャラクター、ブログのイラスト、アニメーションや漫画、ゲームなどのの二次創作の絵、これらすべては情報をするための絵です。一方でアニメや漫画などのそのままの絵はイラストと呼ばないことも多いです。つまりイラストとは情報が先にあって、それを伝えやすくするための絵なのです。
イラストと絵画は違うもの
村上隆さんや奈良美智さんみたいなカジュアルな印象の画家の絵はイラストとは呼ばないの?
画家は、個人の感情などから発生する自分が描きたいものを発表します。一方でイラストレーターの絵は先に情報を伝えたい依頼人が居て、大衆に向けてそれを伝えるために金銭を払って、それに付随した業務の中で用いられます。ゆえに一番大事なのは依頼人の意見であり、目的は情報によって大衆に行動を促すことです。
ときに自分の意見や描きたいものとは違うものを要望されてもそれに応えるのが仕事だよ。
イラストレーターになるために
イラストレーターとして始めるために何から始めたらいいんだろう
これはあくまでボクの主観だけどまず最初はこの4つを整えることから始めるといいんじゃないかな
- 自分のスキルを整理し、売りたいサービスを決める
- ハードを整える
- 頼める「入口」を作る
- 実績を作る
イラストレーターとして始めるために必要と感じたものを4つ用意しました。まず最初はこの4つを考えるところから始めてみるとやりやすくなるのではないでしょうか。
自分のスキルを整理し、売りたいサービスを決める
最初にやるべきことは自分のスキルを整理することです。
スキルは“描けるもの“使えるソフト”“応用して作れるもの”“専門知識”“特殊資格”などを中心にあなたの「できる」を整理します。少しぐらい下手でも、ライバルが少なく自分にしか描けない専門分野などがあればそれは唯一無二の強みになります。
スキルは分野に分けて考えます。どういうものが求められるのかはクラウドソーシングサイトなどを見て参考にするのがいいでしょう。たくさんクラウドソーシングサイトに登録されている似たような案件はより社会から「求められる」ことです。
自分が興味ある分野があるならば、その分野に特化して考えるのがいいでしょう。そうすると、中にはやってみたいもの、やりたくないもの、そもそもできないもの、興味はあるけど自分には現時点ではできないものが見えてくると思います。けれども現時点ではできないけれど、もう少し経験や実績を積めばできるものもあるでしょう。その経験や実績を積むために挑戦してみたいことがあなたの「やりたい」です。
この「できる」「求められる」「やりたい」の中心にくるのがあなたの売りたいサービスです。いろいろ順番に挑戦して、あなたが「これを頼みたい人は私にお願いしてください!」と言える確実にこなせるものを増やしていきましょう。
その際に注意なのは、最初から複雑で大きな案件を引き受けないことです。「絵を描いて欲しい」という人は実は世の中に沢山います。その中で自分にできないと思ったことはちゃんと「NO」と言いましょう。
チャンスだからといって欲を出すべきではありません。知らないうちに情報を流出したり、相手に損害を与えたり、大切な権利を手放したりして揉めたりしてしまいます。一度もやったことのない複雑な案件はできないと信頼を落とすだけです。まずは簡単で自分にできることからコツコツと積み上げ、困ったときはしっかり相談できる環境を整えることを優先します。基本的に相談できる環境が整っていない段階で複雑なものを引き受けるのは危険と言えるでしょう。
またチャンスだからと来るもの拒まずにキャパを超える期間で多くの案件を引き受け、回らなくなってしまうことも信用を落としてしまうため避けなければいけません。最初はあまりお金にならないため「安い値段でたくさんものを引き受け、こなせない」ような事態になりがちです。しかし、自分がどのくらいこなせるのかは過不足なく冷静に判断し、焦らず確実にモチベーションを維持できる価格と時間を見極めましょう。
ここは時間をかけていいから自分でしっかり考えよう。しっかりやるにはどうしても最初は時間がかかるもの。けれども焦らずできることから確実にコツコツ積み上げることこそが近道だよ。
ハードを整える
次にイラストレーターがやるべきなのはハードを整えることです。
ハードとはいわゆる動作の軽いスペックのいいPC、対応ソフト、リモート環境、ペンタブレットまたはタブレットPCなどのイラストを描くためのデバイスなどです。あとは長時間作業に耐える机や椅子などの仕事を円滑にこなすための環境も広い意味でハードです。もちろん予算との相談になりますが、自分のやりたい仕事に合わせて徐々に整えていきましょう。
一度に全部を揃えるのが難しい場合は、まずPCとタブレットPCを購入し、ソフトとしてAdobeCCのIllustratorとPhotoshop、できればInbDesignも導入しておくのをおすすめしておきます。類似するフリーソフトもありますが、互換性やほかの職場環境に対応する場合を考えたときに特にIllustratorとPhotoshopの操作知識を持っておくことは強みにもなります。
PCは、サイズが大きいイラストを描く場合には、メモリが多い端末でなければソフトが急に落ちたり動作が遅くなるので、それなりのメモリとCPUを備えたPCの購入が理想です。最近はゲーミングPCなどが高スペックで買いやすい値段のものが多いのでそのあたりで探してみるのがいいでしょう。
頼める「入口」を作る
「売りたいサービス」を決めたあなたが次にやるべきことは、その「売りたいサービス」を料金を含めてしっかり決めて提示しておくことです。何を売っているのか分からない人に仕事を頼むことはありませんよね?専用の注文フォームを作ったり、そのサービスを求めている人に営業活動をしてもいいでしょう。
どのくらいのものをどのくらいの期間で作れるかをちゃんと把握した上で、注文して欲しい媒体を絞って店(ネットショップ)を開きます。
ココナラやクラウドワークス、ランサーズなど、イラストレーターがサービスを提供できるサイトが今の時代はたくさんありますのでそれでスキル販売をするのもいいでしょう。受注画面には納期や注文後の流れなどを提示しておくと親切です。
それと並行して自分の制作物を飾るポートフォリオサイトやブログ、受注サイトに自分の制作実績を残しておきます。著作権、肖像権、秘密保持契約に抵触してしまう可能性もあるので、案件をこなしたらその都度そのポートフォリオサイトやデザイン専門の雑誌、制作実績を発表できる賞などに応募してもいいか、あらかじめ確認と同意を取っておくのがいいでしょう。
これらをしっかり作り込むことによってお客様はあなたを信頼してくれるでしょう。
自分のサービスと料金プラン、注文フローはしっかり先に決めておこう。
実績を作る
まずは市場を知り、今何が需要があるのか、どのような相場で売れているのかをしっかり調査しましょう。そのうえで自分にできそうなものから始めてみましょう。
自分でもできそうに見えるれども、お客様を抱えている人を参考にするのが早いです。最初から凄くたくさん売れるというものではありませんが、注文までの導線を作りこみ、SNSを稼働していれば1人くらいは注文してくれる人が居るものです。それを繰り返してまずは実績を作りましょう。
すると自分の需要が分かって来るはずです。悩みができたらいろいろなクリエイターにSNSなどを通して相談してみると、案外親身に対応してくれます。とにかく挑戦のための一歩を踏み出してみましょう。
この実績を作るのも時間がかかる。けれどもやる価値はあるよ。
まずは頼みたい人が分かりやすく注文しやすい環境を整えることが大事ってことなんだね。
まず最初は、作れるものと作ってほしい人が合致することが大事。合致してしまえばあとはどんどん実績が増えていって仕事もどんどん取りやすくなっていくよ。
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